CEROという団体をご存知でしょうか?正式には『特定非営利活動法人コンピュータエンターテイメントレーティング機構』という少し長い名前になります。

ゲームが日本で普及し始めた頃、ゲームの倫理規定はそれぞれの業者にまかされていました。そのため、青少年にふさわしくない表現をもちいたゲームが一部存在していました。

ゲームの自主規制が求められるようになり、発足したのが『特定非営利活動法人コンピュータエンターテイメントレーティング機構』(通称CERO)です。設立は2002年6月です。2003年11月に東京都からNPO法人として認定を受けました。

この団体は日本で販売されるゲームの年齢区分(レーティング)を行い、ユーザーに安心して楽しめるゲームを提供することを目的としており、ほとんどのゲーム会社が会員登録しています。

レーティングはABCDZの5段階に分かれており、ゲームソフトには色分けしたラベルが貼られています。内容は以下の通りです
A…年齢区分が必要な表現、内容は含まれておらず、全年齢対象。ラベルは黒
B…12歳以上を対象とする内容が含まれていることを表示。ラベルは緑
C…15歳以上を対象とする内容が含まれていることを表示。ラベルは青
D…17歳以上を対象とする内容が含まれていることを表示。ラベルはオレンジ
Z…18歳以上のみを対象とする内容が含まれていることを表示。ラベルは赤

この範囲内に収まらない過激な表現があったゲームには、レーティングが与えられません。買う前にチェックしてみてください。また、このほかにも改定前年齢区分マーク、教育・データベース、CERO適合マーク(主に体験版につけられる)、審査予定(販促用につけられ、審査は受けていない)があります。

審査される内容は大きくわけて性表現、暴力表現、反社会的表現、言語・思想関連表現の4つに分けられ、この4つの中でも細かくわけてチェックが行われます。

さらにこのほかにもコンテンツアイコンがあり、以下の9種類があります。
恋愛
セクシャル
暴力
恐怖
飲酒・ギャンブル
犯罪
麻薬等薬物
言葉・その他

これらは、年齢対象の根拠となる表現を示すものです。

審査ながれは以下の通りになります。

①メーカーから倫理審査の以来を受ける。
②依頼されたソフトを複数の審査委員が審査する。
③審査結果をもとに、レーティングを決定する。
④判定結果をメーカーに通知。
⑤メーカーがラベルを貼付、販売開始。

なお、審査委員は20代~60代の幅広い年齢層、職業で偏りの内容構成されています。全員レーティングを行うための訓練を受けています。審査員にゲーム業界の人は含まれません。審査員は常時、HPで一般から募集しています。公正な審査のため、ゲーム関連企業の人は審査員になることはできません。

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かなり厳格な審査体制をしいているのがお分かりいただけたでしょうか。日本産のゲームソフトは、こうした厳しい審査をうけて販売されていますし、審査員の中には子どもを持つお母さんもいるので、その点でも安心できますね。